忘れられない日、3.11。
ただ、感傷にひたり批評批判だけに偏りたくないな・・・と思うのです。
明日は我が身。
いつ同じ目に遭ってもおかしくない。
そう考え振り返れば、実に学ぶことが多い。
極端な状況に陥った【当事者】の起こす行動、
それを見た【傍観者】の起こす行動、
当時の新聞を読み返すと【傍観者】であるマスコミと一般の人たちの心の乱れともいえる大きな動きが読み取れます。
そして政府官公庁や巨大企業など【組織】の動きも。
【当事者】の苦痛や苦悩は最上位のはずですが、
【傍観者】のマスコミと一般視聴者は感情に振り回され
【組織】はひたすら守勢ぎみ。
事態が発生した瞬間の思いは、立場によってあまり大差ないようですが、
時が経ち冷静になればなるほど、立場によって意見が多様化してくるようです。
当時と現在の発言に相違のある人の実に多いこと。
・・・でも、人間こういうものだと思います。
私は、人間って判断を誤ったり間違いをおかす生き物だと思います。
誰が正義で誰が悪か!…っていう極端な話しにいちいち左右されるより
自分も含め非常時に皆がどういう方向へ向かってしまうのか?
そういうことを冷静に考えられれば、・・・例えば消耗品の必要以上の買い占めなども起こりにくいんじゃないかな?
不景気な世の中で大災害が起こり、ヒトもカネも仕事もそこだけに集中しすぎたら
人知れず生きてゆけなくなる人や業種もあるようです。
災害に直接関連してるように見えない【関連被害】も相当悲惨。
逆に災害が起こる度に生き生きとビジネスに奔走する生命力あふれる人もおられますが、実はそういう人ほど恐ろしく冷静。
自分で自分こそ正義と真面目に思っている人ほど情報と感情に振り回され、
冷静に要領よく立ちまわる人は思いのまま。
悪いことやズルいことをしようとは思いませんが、平常心を保って【見るべきことが見える】心を持ちたいと思うのです。