最近【ウツボ】の魅力に憑りつかれた ほらほら店長しのだです。
世界のあちこちでウツボ料理があるそうで。
何でも2000年前の古代ローマ時代、カエサル(ジュリアス・シーザー)が凱旋した時に
貴族が養殖している6000匹のウツボを饗宴に出した・・・・とか。
まずその時代に ウツボを養殖してたっていうのがビックリですし、
ウナギ同様にウツボに対する需要があったということも驚き。
ウツボはウナギ目 ウツボ亜目 ウツボ科でどちらも驚異的な生命力の魚。
京都でハモ料理が発達したのと同様に、内陸まで生きたまま運べたからなのか?
その生命力に注目したからなのか?味に注目したからなのか?わかりませんが
見た目はグロテスクでも 気になる魚です。
しかしウツボの調理はこれまた大変|д゚)
ウツボの骨の入り方はとても特殊で中骨と独立した皮に近い部分に大量の小骨が1mm間隔ほどでビッシリ入っておりまして、、、
ヌメリ取りから骨の除去まで入れると普通の鯛の数倍~10倍近い時間がかかります。
この骨の取り方は色んな方法があるようですが企業秘密のところもあるそう。
別に骨を取らずに骨切りで済ます方法もやってみましたが、結構硬くてゴツゴツするのでウチでは不採用。
おそらくそんな【手間】が理由で普及しないのかな~と思われますが
身質は淡白で弾力のある白身で 皮の下層にプルプルのコラーゲンたっぷりの部分がこれまた他にない美味しさとなっています。
ムニエルの場合は皮目を揚げ焼きにしてパリッ!っとプルッ!を両方、
唐揚げや煮物の場合は結構プリッ!っとした感じ。
古代ローマでは各種ハーブや香辛料を使ったのではないかと思いますが
そのうちチャレンジしてみたいな~と妄想しておりますヽ(^。^)ノ
写真は ウツボの断面イメージ図
・・・ウツボって奴はヨ~・・・・(^▽^;)