昔、関ケ原の合戦などで薩摩の軍勢の兵糧に使われたともいわれる【あくまき】。
他の藩では干飯など保存性はあってもそのままでは食べにくいのが多かったそうで
常温で日持ちして、すぐに食べられる【あくまき】の威力は相当なものだったとか。
西南戦争での西郷さんも【あくまき】を食べていたそう。
そんな【あくまき】が今も端午の節句や日常のお菓子として鹿児島に息づいているって本当にスゴイことだと思います。
京都でいえば本願寺さんの向かいの松風も兵糧で使われたものが原型とされているようですが どちらにしても『合成保存料』も『合成添加物』にも頼らず日持ちさせてるという凄さがあると思います。
しかも【あくまき】は木炭の灰汁(あく)を使って作るのでアルカリ性の食品であることもポイント高いような気がします。
鹿児島以外での認知度はかなり低いそうですが そう聞けば聞くほど興味がわくので定期的に仕入れてお菓子というかデザート的な位置づけでお出ししてみたいな~と思っております。
【あくまき】災害時の非常食のヒントになるかも・・・と思うのは私だけ?
写真は きな粉を添えた【あくまき】