最近古本で見つけた《麑海魚譜》という本。
明治16年の第一回水産博覧会に出品された古いもので、二人の絵師が鹿児島・錦江湾に揚がる魚類325種類を微細に描いた銅版画。
普段鹿児島の漁師さんからも魚を送ってもらっているけど見たこと無いのがいっぱい(゚o゚;)
魚類って本来地方によって名前が違うものですがあまりに見事なので衝動買い(^o^)
とれる時期や大きさなどの情報も書かれてますが当時の道具でどうしてとれたのか不思議なモノも多数。
今は化繊で作られた糸や網しかイメージできないけど、当時の自然由来の糸や網の性能が相当なモノだったんだろうなぁ~。
この百年あまりの進化は大きいけど、失ったモノ、貴重なのに消えてしまったモノは多そう。
今から昔に戻るべきとは思わないけど辿った道は客観的かつ淡々とクールに書き残してほしいものだと思うのでした。
同じレベルで各地の昔の料理の記録もあれば是非とも拝見したいものです。