魚編・・続き
巷のいわゆる「美味しすぎる養殖魚」
しかも「魚種を超えてよく似た味の養殖魚」
最近外食で出てくる刺身の魚の大半はこんな感じ。
普段それしか食べてない人が個性豊かな天然物を食べるとアタマが？？？だらけになるようで、
まず、どう理解してよいかわからない。
やたら脂がのって、やたらコリコリした食感がだけが最良と思ってたら
バリエーション豊かな天然物の楽しみ方がそもそもわからないかもしれません。
実際、同じ魚種の天然物でも獲れる海でずいぶん身質がかわりますし、
扱う漁師さんや漁港の習慣によっても変わります。
養殖は人々の「食」を安定的に支える上で大変重要です。
でも人間がつくり出すものは人間に都合よくなるので自然で天然な物と差がでるわけで。
大切なのは天然物も養殖物も同じく楽しめる味覚をもつことだと思うのです。
この10年間ほらほらで扱った魚は400種類以上。
ありとあらゆる個性と出会いました。
日本人は魚好きと言われてますが、実は偏見だらけです。
ある地域では最良とされる魚種が、ある地域で最悪の魚種とされたり。
そして時代によって好まれる味や魚種も違うようです。
ほらほらは京都駅に近いので遠方の常連さんが結構いらっしゃいまして、食にまつわる話題で幾度も盛り上がりました。
達人は偏見が少なく味わい上手です。
そして感性が豊か！
そんな素晴らしい方々と盛り上がれたのは天然の魚たちや素晴らしい食材のおかげ。
すべてに感謝です。
・・続く
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