昔、お世話になった香料を扱う会社の社長さんのおはなし。
納入先へ行くと【より強い香り】を求められることが多い・・・って仰ってたのがふと脳裏に。
店頭で多くの商品の中から選ばれるには【突出】していることが大事だそうです。
・・・持ち帰ったお客さんが使い始めて、香りが強すぎることに気付き後悔したとしても。
たとえ良かれと思って【最適な強さ】の商品を作っても選ばれなければ・・・座して死を待つのと同じこと。
先日とある場所で甘美で強めのお香が焚かれていました。
その場を離れ立ち寄った飲食店でも 同じ香りが??
・・・それは私にしみついた香りでした。
私も以前、お香屋さんで多くの中から選んで買ったのも実は強い香り。
持ち帰ってから・・・店で使うには強すぎて断念。
これが昔 香料の社長さんの言ってたことか!・・・と考えさせられました。
ほんと安い授業料です(笑)
一見さんに売れる商品も大事、永きにわたって使い続けてくれる人に買ってもらうのも大事ってこと。
これって飲み物や食べ物も似てると思います。
比べれば、より鮮烈で香気に満ちた飲み物を追い求めたり、
比べれば、より濃密で食感の強い食べ物を追い求めたり・・・
しかし、
持ち帰って冷静に、毎日飲み続け、食べ続けるものとして
【こんなハズじゃなかった!】・・・って本当によく聞くお話し。
自分の直感も大切ですが、その後を考える想像力っていうものこそ大事な気がします。
写真は関係ありませんが、先日作ってすぐ売り切れた
自家製カボチャと黄金千貫(芋焼酎の原料)を蒸かして作ったサラダ(^o^)